【粉砕における低温定着トナー】

プリンターやコピー機は、紙とトナーを定着させる過程で全体のエネルギーの約70%を消費しています。
環境保全や地球環境に負荷をかけない点を考慮するとエナジーセービングは必須であり、各ハードメーカーは定着温度を低下させる方法を開発・推進しています。
同時にソフト面からの視点でも、低温で溶けて定着できるトナーが必要とされています。重合トナーでは定着に寄与するワックスを多量に入れたカプセル構造トナーや、ガラス転移点の異なる樹脂を使用したコアシェル構造などが主流になっており、各社低温定着に力点をおいています。
ただし、低温定着でありながら耐オフセット性に優れたトナーを粉砕系で確保するためには、低分子樹脂の高配合やワックスの多量配合等が必須となり、粉砕プロセス上非常に難しい技術を課せられます。
通常設計トナーではオフセット領域が十分に持てず、環境、紙、印字方法等により定着不良が発生してしまうことが容易に予想されますが、弊社では、これらの問題に対抗する手段として新たなトナー設計を導入し、広範囲の定着領域を持ち、光沢性等に優れるトナーを実用化していくことを目的としています。

【高帯電安定化トナー】

トナーは静電気を利用して転写されるため、静電気量(以下帯電量)が非常に重要な因子となります。
帯電量は樹脂、外添剤によっても制御することはできますが、主に荷電制御剤(CCA:Charge Control Agent)と呼ばれる物質において高く安定した帯電量を保持することができます。
ただ、近年では環境への配慮からCCAレスの動きもあり、弊社では環境配慮型としてCCAを添加しないで所定の帯電量を保持するために特別な帯電誘因性のある物質を添加することで、高帯電安定型のトナーを提供することを実現しています。

レーザープリンターの使用済みカートリッジをお客様からお預かりして、1本ずつ分解、清掃後に破損箇所の修理を実施します。これに新しいトナーを入れて組み立てたものを、お客様に納品するリサイクルシステムを確立しました。

資源リサイクルとは、使用済みの製品を資源として再利用することです。私たちは石油や石炭など地球の資源を使い続けて来ました。これにより、資源は数十年で枯渇するとも言われています。
さらに、石油や石炭などの化石エネルギーの消費は二酸化炭素の排出につながり、地球の温暖化を加速させます。
私たちは限りある資源をリサイクルすることで、「持続可能な循環型社会」の構築に参画しています。

お客様からカートリッジをお預かりしてから、リサイクル品をお届けする「預かり再生方式」に対応しています。さらに、機種によっては、既に再生したカートリッジをお届けする「プール方式」にも対応しています。

一般社団法人日本カートリッジリサイクル工業会の正会員です。弊社は、一般社団法人日本カートリッジリサイクル工業会(AJCR)が制定した「環境と品質」 の管理基準をクリアしたE&Q認証会員です。

一般社団法人日本トナーカートリッジリサイクル工業会
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リサイクルトナーのオンラインストア

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